いい言葉ですよね。
妻のうつ病がひどいときは、「明日はあるの?」「明日があるさ」このふたつが交互に脳裏をかすめるように毎日を繰り返していた記憶が、僕にはあるんですが‥‥。
明日がわからない、明日を教えてやれない。
それが僕と妻の気持ちであり現実。
そうして子供達は「何?何?」っていう状態で、それって、ひとつの家族が空中分解してしまったような・・・?
妻のうつ病がひどい時は、気持ちの余裕がなくて、毎日、胸の内にネバッコイ汗をかきながら悪戦苦闘しておりました。
そして脳裏に浮かぶ失望感に向けて「明日があるさ」と口ずさんでいたような。
明日?
もう明日なんていらないよ!
明日なんてものがあるからくだらない希望とか持とうとするんだよ!
日が昇るだけじゃ、明日じゃないんだよ!
なんて‥‥やけを起こす自分が時々あらわれる‥‥。
でもね、明日に悪態をつく僕なのに、「明日」はいつも僕を助けてくれるんです。
そうかと言って君を助けたよとも言わない。シンとした深い夜となんだか元気になるまばゆい朝日が織りなす時間の流れは、家族の混乱と僕の苦悩にじんわり効きます。
状況は変わるんだな、状況は変わらなくても受け止め方は変われるんだな‥‥。
そんなことを教えてくれるような‥‥明日って。
うつ病は治る病気です。
「明日があるさ」きっとあります。
私の妻も鬱を患っています。貴方様の書いた本はとても共感できました。
返信削除ああ、自分と同じだなと。
すごく元気をもらえました。ありがとう。