うつ病との家族の闘い。うつ病の妻を支える家族の軌跡。家族の立場における夫の、過去・現在・そして未来への想い。うつ病とは無縁のそれまでの人生。しかし結婚後に直面した妻のうつ病発症。うつ病って何?心の風邪って何?・・・。無縁と無知に無関心の状態から突如として「精神科」という踏み込んだことのない領域へと飛び込んでしまってから長い長い年月が過ぎ、暗く長いトンネルへ入ってしまった以上、立ち止まる事も、戻って入口から出る事も出来ない。出口から出るしかない。何故なら、うつ病発症の事実は消えはしないから。
けれども、過去は変らぬども未来は変えられる。そんな気持ちだけを頼りに、うつ病という名のトンネルの出口へ向かって前向きに歩んでゆきたい。
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2009年6月16日

眠れぬ悲しみのこと

家族の中のうつ病患者。
うつ病患者が家族に対して負い目を感じて落ち込んでしまう時。
例えば・・・

みんなが熟睡している真夜中に・・・
みんなの寝顔をみていると・・・

悲しくなるから。
だから・・・
家族の寝顔は見たくはない。
そんなこと言っても子供達の寝顔までみたくないとかじゃなくて、子供達とは別格の存在であるであろう配偶者の寝顔を見たくはない。


だから・・・
眠れない時は一人でいたい。



「悲しい」。
これって、「苦しい」の次に現れてくる気持ちなんでしょうね。

「悲しくなるから」。
そう、悲しいんです。
取り残されてしまうんですよ。
自分だけが・・・。
そう、うつ病であり健常者ではない自分だけが・・・。

何も、自分が眠れぬ時は同じように付き合ってくれなんて言ってるんじゃないんです。
むしろ、そんな事されたって迷惑かけてる事を認識してしまって今度は「悲しい」から自責の念に包まれてしまうだけだから嫌だけど・・
だけど・・・
家族の寝顔を見ると、すごく悲しくなって何だか自分への不満ばかりが大きくなってしまう。
さらに、当然のことながら覚醒状態による体力消耗から精神状態は安定しない。
そして朝になって、リセットされた一日を開始しだす家族との対面は、さらに悲しい気持ちへと・・・
だって本人はまだ、昨日のまんまなんですからね。
翌朝になっても、昨日を引きずったままなんですよ。
心の元気な人々は言いますね。
そんな悩みは、一晩たったらマシになるから今晩よく眠るといいよ・・・
なんてね。

・・・

僕は過去、妻のこの発言を聞いた時に自分の胸に重たい衝撃のようなものを感じたんですよ。
眠れぬというイライラ感で一晩中悶々と過ごし、疲れ果てて朝を迎える中、そうか君は一晩中苦しんでいたんだねと。
その苦しみに体がついていけずに、体は眠れど心は眠らぬ。
そういう窮地に対して、
「どう?少し寝れたみたいだけど大丈夫?」
なんて、皮肉なセリフを投げかけるひまがあれば・・・
「寝れてないね・・苦しいね・・」
と、素直に共感してやることが何故できぬのか?

・・・悲しくなるから。
その言葉にこめられた気持ちに僕は何を感じるのか?
いろんなことを感じ取れるパートナーでありたいと思うのであります。

うつ病の妻に僕のしてあげれること posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
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