2015/06/16

うつ病だから離婚後の子育てに不安だと言うが

posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
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うつ病が人間関係や夫婦関係に及ぼす問題ってありますよね。

うつ病に限ったことではありませんが、心の病気も精神疾患も、病だけの問題ですまない場合があることは体験者であればうなづける話なんだろうと思います。

うつ病に苦しむ妻、支える夫、そして夫婦の子供。
たとえば、そんな夫婦がいたとします。

『妻は長年、うつ病を患い続けていて子育てを満足にこなしてはいない。

その一方で、夫は妻の代わりに子育てと仕事を両立させている。
しかし、それで妻が回復するのでもなく誰からか感謝されるわけでもなく、愛情の二文字だけで自分を納得させ続ける以上に、うつ病の家族を支え続ける疲労は小さなものではない。愛情という二文字は不満と不安に枝分かれしつつ、妻への愛情は冷め、逆に子への愛情は深まる……。
うつ病が人間関係に及ぼす問題がここにあります。
いえ、むしろ「及ぼす」ではなく「破壊する」と言った方がより自然かもしれませんよね‥‥。

いつしか夫は、ある女性と知り合った。
なぜだか気の合う二人はやがて愛情のキャッチボールを交わすようになる。愛情のキャッチボール?そう、これまでどんなに尽くしてもどんなに愛情を注いでもなにが返ってくるどころか罵声を浴びせられたことも少なくはない。
そんなもの悲しげな夫の背中をそっと支えてくれるかのように、その女性はやさぐれた夫の心を支えてくれた。

やがて離婚問題へと‥‥。
夫は親権を譲るつもりはない。
うつ病の妻も親権を渡すつもりはない、けれど病気とはいえ育児放棄の過去や今後の気分変動によって健やかな他の母親のように子供を愛することができない不安があるのも事実。それに輪をかけるように、ママらしいママでなかった自責の念が親権問題に影を差す』

たとえばの夫婦の話をここで区切ります。
ちなみに僕らのことではありませんので‥‥。
でもね、少なくないケースですよね。
つまり、うつ病になった配偶者に対して離婚を考えるという話は少なくないということですよ。ただしここでは、重い精神障害によって婚姻関係の継続が困難になった云々の話とは切り離しておきたいと思います。
言い換えると現実検討能力がある状況での離婚話についてです。そして、子の年齢は幼少期とでもしておきましょうか‥‥


究極の決断が避けられないとき。離婚が確定して子供が父か母か?の選択を決めなければならないとき。
僕は母だと思うんですよ。賛否はあるでしょうね。でも、母だと思うんです。
それはもし、僕が離婚問題に直面したなら親権は争わないということになります。
で、僕はきっと離婚した状態で男として支援できることをするだけでしょうね。もちろん、これについても賛否はあるでしょうね、でも僕は「母と子の結び」は「父と子の結び」以上に壊してはならないものだと考えます。

子を産むという行為は男には共感できないことですし、命の誕生を命で支える出産シーンとは神秘すぎて男にはやっぱりわからないことが多いはずです。
そういえば、僕の妻が赤ちゃんを産んだ直後の「顔」って、彼女と出会ってから見たこともないような別人を感じたんですよ。
僕はそのとき妻に対して、女性でもなく人でもなく「母」を感じたんです。
赤ちゃん誕生の感動に隠れつつ、ある意味で衝撃を感じました。母の顔にね‥‥

母と子の関係って、壊れてはいけないものなんだと思います。
もし、離婚と親権の問題について悩んでいるママがいたら僕は思います。
うつ病だから、心の病気だから、だからだから今後の子育てに不安を感じるというのなら、月並みだけどこのことを知って欲しいと思います。
うつ病に人間関係や夫婦関係を壊してしまうパワーがあることは否めません。
でもね、母子関係は人間関係や夫婦関係よりはるかに尊いものです。
うつ病ごとき、母の愛に勝ち目はありませんよ‥‥。

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1 件のコメント:

  1. うつになったオットは、今でも子どもへの愛情は薄れていない(たぶん)。一緒に遊んであげることはできなくても。子どもへの愛情だけは、変わらずにあり、満足いく子育てができない自分を責めている。その部分に共感しました。

    病気になったのを妻でなく、夫の方だと考えてみると・・・今、私達家族は、子どもを守るべき幼少の時ですから、私自身がしっかりしていれば大丈夫、という希望を持つ事にしました。父親は、子どもがあと10年くらいたって大きくなったとき、病気がよくなって「父親の後ろ姿」を見せることができれば、と願っています。

    私の事ばかりでごめんなさいね。

    こちらのブログを励みにしているもので(^^)

    つい自分に置き換えて読んでしまうのです。

    返信削除

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