2015/01/18

うつ病のことをママ友に隠す自己防衛のこと

posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
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うつ病、僕はこの言葉が好きじゃありません。

病気ではなくて「病名」がきらいなんですよ。

「ちょっと、妻のうつ病がひどいもんで、先に帰るから」
なんて、同僚には言えませんし、言ったこともないんです。
「どうしたの?奥さん調子悪いの?」
なんて聞かれても‥‥
「うん、ちょっとね」なんて感じです。
「もうそれ以上、しつこく聞かないでくれよ」
ってな具合で「ちょっと」を多用してきました。これからもそうかもしれません。


「うつ病」という言葉の響きには卑屈感を抱いてしまうような?

それが僕の正直で表向きの気持ちなのかもしれません。

ところで、仕事のからみでこんな会話を交わした経験があるんですよね。
同僚 / 「おいっ、あの得意先の娘さん、うつ病だって、どうりでな‥‥」
僕 / 「へー、そうかい」
なんて生返事をしながらも‥‥
「おまえ、そんな言い方するもんじゃないよ!」って、つい口元までこみあげたことを記憶しています。
僕はね、「うつ病」という病名は偏見を同居させていると思ってしまうんです。

たとえば、ママ友の井戸端会議だってそうです。

「ちょっと奥さん、あなた、うつ病なんだってね!それなら○○病院がいいわよ!」
なんて誰も言わないかわりに、当事者が不在なら「えー!あの人、鬱らしいね?」
なんて交わしながら、それと知った瞬間に冷ややかに静観する行為が始まるような?
だから、病気であることを隠す。
隠そうとすることは卑屈な気持ちになるけれど、お子様つながりでコミュニケーションをいやでも継続しなきゃなりませんから自己防衛?とも言えます。
それに、母親の精神疾患が子供の学校生活の不利益になるなんてケースも考えなくもありませんから。
いえいえ、そんなことを思う僕自身が偏見を抱いてる?
そうかもしれません。でも、なぜだかそういう気持ちにさせる世の中の風があるんです。
この病気の受け止め方ってむつかしいものですね‥‥。

じゃあ、僕らの家庭生活にうつ病という病気が存在していなかったら?
ひょっとしたら‥‥
「おいっ、あの得意先の娘さん、うつ病だって、どうりでな‥‥」と発言する側の人間であったかもしれません。人を中傷する機能は誰にでも付いてる機能ですからね‥‥。

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3 件のコメント:

  1. 自分は躁鬱♀です。
    職場では秘密にしてます。
    ある飲み会で○○さん(私ではない方)は不眠症なんだってー
    また、●●さんは痔だってー等
    どこから仕入れたのか知りませんが、ネタにする人達がいまして…
    それは楽しいのか?って、思いました。
    理解を得れる良心的な人ばかりでない、隠さなければならない恥ずかしい病気なのか?
    悲しいです。(涙)

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  2. 私も、彼がうつなんて誰にも言わないです。
    自己防衛と彼がよくなったときに出会う人々から、彼を守る為。彼が薬を飲みだすときも、私は勉強したからわかるけど、他の人にはわからないから、辛い思いをしない為に、薬を飲んでることをいわないほうがいいよとまでアドバイスしました。本当はちょっとした事件がきっかけで誰でも、なりうる病気なんですけどね。

    返信削除
  3. 私も、職場の人との会話に「ウツ病」が出てくると無難に流してしまいますし、他の同僚には何も言っていません。
    多分言っても、分からないだろうと思うからです。

    返信削除

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