ストレスって、生きてりゃ目の前にゴロゴロしていますよね。
突き詰めれば、ストレスなんて生きることそのものかもしれないような?
それにストレスへの耐性や定義も個人差があって、同じ強さのストレスを同条件の環境下で受け入れた場合に、Aさんはストレスを吸収分解できたとしてもBさんは上手くかわすことができないことはよくある話。
つまり、ストレスとは?じゃなくて、その人がストレスだと感じるものがストレス。
Aさんがストレスだと思わなくてもBさんにとってストレスなのであれば、それは紛れもなくストレスなんでしょう。
それじゃあ、AさんとBさんの違いって何なんでしょうか?
それとも、ストレス耐性の差はどこから生じてくるんでしょう?
ありきたりなんですが、生まれ持った耐性と生活環境が混ざり合いながら変化していくと‥‥僕は思うんです。
ところで、僕の妻はたくさんの挫折感や失望感を経験することなく育ってきたようです。
そして元は温厚で平和主義な人。で、どちらかというと打たれ強くないはない女性。
でも、そのことが良いこと悪いことの話ではなくて‥‥。
紆余曲折でも平々凡々でも、幸せで健康な人生であればそれは素晴らしいことなんだろうと思うんですが、妻の場合、結婚生活っていう人生の新しいステージに立ったとき、子育てを中心とする人間関係に参ってしまった‥‥。
育児そのものへの体力的ストレスはもとより、子育てコミュニティにつきまとうママ友コミュニティを要領よくこなすことができなくて‥‥Bさんタイプになったんだろうなと思います。
うつ病の妻は言うんですよ‥‥
「あたしは弱い人間だから‥‥あなたは強い人間だけど」
強い?
弱い?
そんなことを言う‥‥強いか弱いかの区別に追い込まれてしまった彼女の気持ちはわかるんです。
でもね、妻は心の弱い人間だから、うつ病になったと僕は思いませんよ。
ママ友たちと上手につきあうことに関してはとても不器用で、愛想笑いで返しておけば無難にやり過ごせるシーンでも正直にうつむいてしまう‥‥それが妻の「タイプ」です。
そんな彼女ではありますが、一生懸命に新米ママをつとめたじゃないですか。
それはとても立派なことです。
弱くなんかありませんよ‥‥。
「弱い人間」なんかじゃないんです。
そんなに自分を責めなくっていいんです。
弱い人間じゃないんです。
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