その人たちと言葉を交わそうがどうであろうが、はたまた、他人だったり友人だったり知人だったり家族だったりすれ違っただけだったり。
なにをバカな計算やってんだ?って話なんですが‥‥すれ違う人々の数を全部ひっくるめて計算してみると、僕の場合ではね‥‥通勤から出社で何十、何百‥‥人、人、人ですね。で、出社後も取引先うんぬんの人、人、人ですから、家を出て再び家に戻るまでの間、どれほどの人とすれ違ってるんだろな?なんて……、つまりこれがバカな計算やってんだ?ってことです。
考えてみれば、毎日毎日、人波に削られながら生きてるんですから、なんかこう‥‥川底の石コロの角が長い年月の水流を受けてまあるくなっていくような?と感じてしまいますね。
つまり、人とのかかわりはそれほど「くたびれる」ものだと思うわけです。
ところで、妻は専業主婦ですから僕と比べると人との関わりはぐっと減るんでしょう。
でも、彼女の場合、心の中でたくさんの人々とすれ違っているようですね。いえ、べつに病性の妄想だなんて言うんじゃありません。
ただ、毎日引きこもって家にいる分、ご近所やママ友連中からの自分への評価をぐるぐる想像しつつ、できればあの連中の輪に自分だって入っていきたい。誰かさんみたいにグッドなタイミングで相づちを打ちながら愛想笑いもくっつけて、くだらないとわかっていながら参加する井戸端会議に参加してみたい。
あの人、この人、リーダー格のママ、などなど頭に浮かべながらそんなことを考えている妻は、僕と同じように人波を感じているのかもしれません。
勇気をだして!?
主婦たちの縄張りに一歩進入することで、鬱々とした気分は晴れて「強く」なれるのかな?
みたいなことを時折僕に言う彼女。
そうすることで、なかなか出口の見えない心のトンネルから抜けられて、結果、病気を治すには自分を変えることなのかも?なんて考えているのかな?
そうじゃない。そうじゃないよって僕は伝えるんだけれど、そんな自分に地団駄を踏んでいる妻にはなかなか伝わらない時があるのはたしかです。
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