うつ病 / 服薬のモチベーション

主治医にはよく言われるんです。

「薬はきっちり飲みなさい」
たしかにそのとおりなんですが‥‥

妻は服薬を時々サボっています。
処方薬の中には自己判断で量を調節してもいいよっていう薬もいただいてますから、それはそれで彼女なりに服薬量を調節してるみたいなんですが、でもそれはちょっと‥‥自己判断しすぎのような？ときだってあるような気がしてね。

彼女、心の持ちようは不器用な反面、小さな錠剤を器用に半分に割って服薬したりするもんですから‥‥
まっ、それは服薬量の調節なんでOKとしても、水で飲むと効きすぎるからお茶で飲むとか、逆に、強めに効いて欲しいなら水で飲む？
そんな‥‥なんだかよくわからない理屈ですよね。
はたまた、気持ちが好調な時は何日飲まないでいれるかを試すとか？
‥‥そんなのダメですよね。


そんな服薬状況を主治医に言うと「怒られちゃった」なんて言ってます。

主治医はね、服薬に関する情報を丁寧に教えてくれるいい先生です。

でも、先生はいつも側にいませんからね。
診察時に服薬モチベーションが上がっても、次回の通院までそれを維持できるかどうかは本人の意思と僕の接し方によるのかもしれません。
と同時に、うつ病になって向精神薬を飲む自分への偏見を抱いてしまっている妻の気持ちについて、僕は、もっと思いを馳せる必要があるはずです。

服薬のモチベーション。

彼女自身が服薬を義務的に考えてもダメですし、僕が頭ごなしに服薬を押しつけても卑屈になるだけです。
服薬の意義と必要性を妻なりに解釈し、薬を飲むことは決して飲み続けることを意味するのではなく、やがてうつ病が治り薬を中断できる日を迎えるためだと再認識することがモチベーションアップにつながることなんでしょうね。