「ねー、ママはなんの病気なの?」
まさかね………「君が幼稚園のころ、まわりのお母さんとうまくいかなくてうつ病になったんだよ。それで今も苦しんでいるんだよ」
なんて………
言えるわけありませんよね。
そんな僕はね………
「ママは体が弱くてすぐにつかれちゃうんだよ」
と答えてやるしかできなかったんですよ。五年生ぐらいになるとわかるんでしょう。
なにか変だなって。
それじゃあ、娘がもっと成長した頃になって「うつ病ってどんな病気なの?」と聞かれたら、正確に答えることができるかなと少し気弱になりました。定型の症状と経過をともなうわけでもないこの病気。
どんな? と聞かれてパッと返せるほど答えは容易ではありませんよね。
ちょっと待って。娘がもっと成長した頃も、妻のうつ病は治療中なの?
いえいえ、そうじゃなくて。
娘が成長したころには妻のうつ病が治っているってことを思い描かなきゃダメですよね。
「ママはどんな病気だったの?」と、聞いてくれれば僕はこんなふうに答えるでしょうね。
「ママは病気になるぐらい純真な人だったのさ」
はじめまして。5年生の息子をもつ専業主婦です。ブログ村から参りました。 直近の記事をいくつか拝見しているうちにこの記事にゆきあたり、失礼とは思いましたがどうしても一言・・・過去記事一覧が見つけられず病気の経緯もわからない者が申しわけありません。 うつ病は脳内のセロトニンが不足する病気ですので、お子様には正直にメカニズムを説明なさるほうがいいかと思います。5年にもなれば説明すればわかります。 決してお母さんの性格のせいで病気になったわけではありません。病気になりやすい体質、だったんです。それが子育ての疲れでひどくなっただけです。 5年生の特に女子なんて、もう半分以上大人ですよ。もしかしたら、お母さんが具合悪いのは私がいけない子だったから、と思っているかも。 「お母さんは純真すぎたから病気になった」 その言葉、つきつめると「良い人ほど報われない」につながりませんか? 良い人は幸せになるべきです。 「お母さんが病気だからお父さんは困っている。でもお母さんは純真な人だから、大好きなんだ」 こういう方向性のほうが救われるのではないかと・・・。 ほかに有益なコメントがいろいろついているでしょうに、専門家でもない者がさしでがましくしてすみません。 管理人様の真摯な人間性がにじみ出ているブログで、こんなご主人をお持ちの奥様は幸せだと思います。ご回復に向かいますように。
返信削除「良い人ほど報われない」にはドキッとしましたが、かもしれませんよね。 でも大丈夫です。僕らには明るい未来がありますから‥‥。それと、経緯もわからない者が‥‥と書かれなくても大丈夫ですよ。 本とブログでは読み方が違いますからね。単独の記事に着目した意見があっても、それはごく自然なことです。 KOMAさん、コメントありがとうございました。
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