2015/02/07

妻の堂々巡りにつきあう夫の疲弊

posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
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「ぐずぐず考えても時間がもったいないじゃない? もう寝れば‥‥?」
「だから‥‥そんなこと考えるんだったらもっとほかのこと、例えば僕らの生活設計とか子供たちの教育とか、どこのうちだってそうじゃない?」
心が苦しい妻に対して、これを言っちゃダメだってわかっているのに僕の口から勝手にもれでてしまう感情。
そして直後にすうーっと、とめどなく押し寄せる後悔の念。
で、とめどなく押し寄せる後悔の念が少し引いたならば今度は僕自身を肯定する自己防衛が働くんです。つまり、自分だって疲れているのだからそんな態度をとってしまうこともあるはずだ‥‥と。


つまるところ、会話の内容に反感してしまうのではなくて堂々巡りの思考を強制的に止めてしまいたいからつい、荒ぶったことを言ってしまうんですよ。

そして、そういう自分をふり返ればとてもあきれてしまうんですよね。
だめだなあ、自分は‥‥って。

もちろん、妻が病気だからと夫が犠牲的な感情だけで生きる必要なんてありません。

でもね、うつ病の妻を支える夫は感情に構えブレーキが必要ですよね。

病的な気分変動の影響で僕の感情がバーンと加速しそうになったとき、コツンとすぐにブレーキを踏めるように‥‥あらかじめ感情のブレーキペダルのうえに足をのせておくということ。
これが大事なんだろうと思います。

僕は病気ではないけれど、毎日働いているんだから疲れがたまるのは事実なんだろうし、なにもそのことに罪悪感を抱く必要なんてないはず。
だから調子を崩して入眠が困難な状況の妻を心配する気持ちとは裏腹に、仕事疲れで眠くなってしまうのは仕方のないことです。
妻にしてみれば、自分が眠れずに苦しんでるのに横でグウグウ寝られてしまうことがどんな気持ちなんだろう?って考えなくもありませんが、それに応えて朝まで悩みを聴きながら疲労を積みあげて‥‥そうしてまた出勤することが愛情なのか?と考えれば、それもまた、ちがいますから。

妻だけを大切に思う気持ち、自分だけを大切にする気持ち、どちらかに偏ってもいけないんでしょうね。

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1 件のコメント:

  1. 「眠り」に限って言えば、寝室を別にすることをおすすめします。 私は、うつになってからずっと一人のほうが眠れるし、中途覚醒があった時も一人でいたから気楽でした。

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