2015/02/03

うつ病の妻の心には巻けぬ包帯のこと

posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
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人は目に映る苦しみでなければ理解できないんでしょうか?

足を骨折して松葉杖をついてる人は誰が見ても怪我をしているとわかります。
細い道ですれ違うなら自分の体をひねって通してあげます。
バスの中でお腹の大きな妊婦さんには席をゆずります。
マスクをかけた同僚には、「風邪かい?大丈夫かい?」と声を掛けます。
他人であっても見た瞬間、その人の傷口や弱点がわかるから誰もがかばってくれるはずです。

なのに‥‥?

うつ病の妻は、いつも、かばわれ損をしています。

心に包帯の巻きようがないですから他人には普通に見えるんです。
学校関係の役員の抽選会だって「うつ病の人は辞退を認めますので」なんてことあり得ませんからね。それに言えません。
だからそんな場合、なんとか逃れる理由探しに必死です。
人の前に立って話したり、なんとかの会の段取りとか‥‥うつ病の妻にできるわけないじゃないですか!
「それじゃあ妊娠してることにしよう!ほら、ここに妊娠は正当な辞退理由に認められるってココに書いてあるよ!」なんていう僕のアイデアには妻も呆れ顔。


仕事なら辞めて、去ってしまえばいいんですが、子育ては辞めませんからね。
妻もその辺は強く認識してるみたいでありますが‥‥

強い人ですね、妻は。
そうやって傷口を、さらけだして暮らしているから痛いんですよね。
悪気の無い他人から傷口を触られたりして‥‥
その、目には映らぬ心の傷口に包帯をまいてあげたいんです。

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