うつ病との家族の闘い。うつ病の妻を支える家族の軌跡。家族の立場における夫の、過去・現在・そして未来への想い。うつ病とは無縁のそれまでの人生。しかし結婚後に直面した妻のうつ病発症。うつ病って何?心の風邪って何?・・・。無縁と無知に無関心の状態から突如として「精神科」という踏み込んだことのない領域へと飛び込んでしまってから長い長い年月が過ぎ、暗く長いトンネルへ入ってしまった以上、立ち止まる事も、戻って入口から出る事も出来ない。出口から出るしかない。何故なら、うつ病発症の事実は消えはしないから。
けれども、過去は変らぬども未来は変えられる。そんな気持ちだけを頼りに、うつ病という名のトンネルの出口へ向かって前向きに歩んでゆきたい。
うつ病の妻を支える平凡な夫のプロフィール
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2008年6月12日木曜日

うつ病の残す傷跡のこと

うつ病は「移る病気」?ですよね・・・。
「うつ病」を「移病」に書き換えると造語まで出来てしまいますから・・(笑)。
僕の場合も「移ってる時」は数知れず有りましたからね。
家庭の中に居る時なんて言うのは妻の看護に対する気持ちが優先してますから、僕自身が鬱な感覚っていうのは・・後回しになってるんですが、仕事に出て・・外で一人になった時にその「鬱な感覚」っていうのが沸き起こってくるんです。
「失望」や「怒り」、「不安」・・・等々、色んな事柄を頭の中でよぎらせてしまい「静かなパニック状態」になってましたから・・・。
こういう家族に「鬱」が移ってる状態の哀しい事は・・「誰も知らない」って事なんです。「誰も知らない?」
それは・・・、患者は病人であることを家族は認知してるんですが、知らぬ間に・・家族自体が介護疲れにより同じように鬱な状態になってる事は、患者側には理解出来ませんからね。限られた身内が「あなたも、しっかり栄養採って・・倒れないように・・・」なんて励まされたとしても、僕が一番解って欲しかったのは、やはり妻でしたから・・。
うつ病の妻に、僕の鬱な気持ちを解って欲しかったような・・・。
勿論・・これは妻の症状が非常にキツイ時の話ですが、そんな状態の時に僕の心の内を察する芸当なんて・・・妻は出来る訳ありませんから・・・。
だから、僕は誰にも「心の苦しみ」を知られる事も無く・・また、薬を飲む事も無く日常を悶々と過ごしてゆく・・。当然、僕自身がカウンセラー等に相談する時間の余裕等も無かった訳であり「苦しみ」に耐え続けるだけの日々が続いた。
・・・そんな構図が過去7年間を振り返れば思い起こされますね。
要するに・・自由の効かない状態で苦しみ続けていたような・・。しかしながら、ようやく・・何年も経過して、僕自身が自分を大切にするって事を考え・・また、行動も出来るような状態になってる「今」、同時に妻の病状も非常に良くなってきている。
すると・・当たり前ですけど僕自身も心の病む状況にはならない。
つまり・・・鬱の移った僕自身への手当ては「無い」ままに・・・それを封印してゆくんでしょうからね。
皮肉な事かもしれません。こういう事は・・・・・。
よく・・・うつ病のチェッツクシートなんてモノがあるんですが、時々・・そんなシートに回答したりなんかすると見事に病院行きの結果が出てたりしたもんですが(笑)、家庭が荒れ狂う中・・・病院に行って薬を貰って夫婦で「うつ病治療」なんてしてる環境では有りませんでしたから僕は外に出て働いている間が、「開放感」と「地獄」の混在する試練の場であったように感じられます・・・。
だから、うつ病等の精神病が家族間において非常に大きな傷跡を残すっていうのは、ある意味で大きく同感できるところでもあるんです。
傷跡は残りました。確かに・・・・。
消えぬ傷と消えぬ溝。・・・
ただ・・・、消えずとも隠すことはできるんですよね。
そんな事考え出すと、人生なんて隠したい事だらけで苦笑いしちゃいますね・・・・・。

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